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OpenDialogueColloquium

Author:OpenDialogueColloquium
こんにちは。【オープンダイアローグ研究会OpenDialogueColloquium】です。2000年設立の「ナラティヴ研究会」が前身の研究会で、2014年12月より本名称に変更しました。隔月に一度のペースで周辺分野含めた自由な勉強会を開催しております。学びの輪を広げていこうと本ブログを開設しました。週1の更新を目指して楽しく緩やかに発信して参ります。ご一緒に学び合えましたら幸いです。拙文ではございますが、宜しくお付き合いのほどお願いいたします。十分に対応させていただく時間が無いため、コメント欄は動かしておりません。何卒ご容赦くださいませ。(運営担当:tomo)

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名古屋市立大学で隔月開催。医療関係者・支援職・学術研究者...が輪になり勉強しています。お気軽にご参加ください。
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昨年の様子【第2回 ナラティヴ・コロキウム@駒大】
昨年の様子【第2回 ナラティヴ・コロキウム@駒大】
前回のブログで
【第3回ナラティヴ・コロキウム】のお知らせをしましたので、
初めての参加を検討される方に向けて(?)参考になるかは分かりませんが、
昨年、私が参加した際の様子を、レポートさせて頂きたいと思います。

言うまでも無く、今年の開催は、
昨年とは違った面白さや雰囲気があることと思いますが、
会場の様子や雰囲気の参考までに・・・♪

なお、以下、あくまでも本文執筆者個人の経験と考え方であり
【オープンダイアローグ研究会】の趣旨とは全く関係がありませんこと
ご理解のうえでお読みくださいませ。



昨年の3月吉日、駒澤大学で行われた同会は、
100名ほどの方が参加されたそうです。

午前中からお昼過ぎまでは
・富山大学保健管理センター教授 齋藤清二先生
・名古屋市立大教授 野村直樹先生
・御茶ノ水大学准教授 岩壁茂先生
をそれぞれの講師に迎えた3つの分科会が開催され、

午後には、全体が合流し、
パネリストを立てた対話式シンポジウムが行われました。


私は、野村先生のワークショップに参加しましたが、
参加者全員が車座で着席し
和やかな雰囲気の中で自己紹介を経た後、
課題図書で提示された概念やスタンスを
それぞれの専門家として
臨床現場で落とし込んで実践してきた中での、
成功例や失敗例、疑問や葛藤について
率直かつ具体的に提示しました。

幅広い年代、ご経験、専門家としての背景をお持ちの参加者が
様々な視点から概念を現場で実践・検討してみたうえでの
生きた経験・生きた知恵が生きた言葉で語られることで
ナラティヴ概念の総合的な把握、活用力が養われたように思いますし、
お互いに視点が異なるからこそ、
盲点を補い合える妙案ともいえる助言も続出しました。

ところどころ合いの手を挟むように
一段抽象度の高い領域から俯瞰した
野村先生のスーパーバイズも伺え、
一本筋の通った理論的な背景を得たことで
各々の実践は、一層地に足の着いたものとなったように思います。

午後に全体で合流して
他の分科会参加者の方々からも
それぞれに所感を伺いましたが、
どれもそれぞれの切り口で、充実した内容のご様子でした。


午後のシンポジウムは途中で予定が変更され、
まず、会場内のオーディエンス参加者をグループ分けして
それぞれのグループ内で討論会を行いました。

その後、
各グループから選ばれた代表者が
パネリストの先生方と共に壇上に上がり
グループ内の意見を報告したり代表して質問をさせていただき
それに対して直接のお返事をいただけるという
絵に描いたようなナラティヴ具合の、なんとも贅沢なひとときでした。


私がお話しさせていただいた参加者の方では
大学教員・研究員・学生さんのほか、
医師をはじめ看護師・歯科医師・薬剤師・臨床検査技師・
理学療法士・作業療法士・臨床心理士・精神保健福祉士・
社会福祉士・介護福祉士さんなど
幅広いコ・メディカルの職種の方が多かったようでした。

そのほか、様々な分野からの単身でのご参加では、
葬儀会社の方、広告業界でマーケティングのお仕事をされている方
経営者の方でマネッジメントの研究もされている方
患者の自助組織NPO運営をされている方など
「人の“こころ”に触れる様々な現場で、
 人とのよりよい関わり方を模索されている」
色々なキャリアをお持ちの方にお会いできたように記憶しています。

そんな皆さんとお話をさせていただく会話の中では
居る場所が違い、立場も違い、バックグラウンドも違えば
当然、ナラティヴへの着眼点も理解も活用法も異なるため
お互い分かったつもりで話しているのに
“こちらの常識、あちらの非常識”のようになり
「?」マークが幾つも飛び交い、愉快でした。

ひとつの感想、ひとつの概念を伝え合うにも
なにせ共通言語が少ないため、
自分自身の知識と語彙と概念を総動員して
試行錯誤でナラティヴについて伝える中で
どこか分かったつもりになっていた
自分の不勉強ぶりを痛感させられ通しでした。

・・


「ナラティヴ(ナラティヴセラピー)」の概念は、
包括的で抽象度が高いゆえに、
一見、容易に理解できるように見えます。

しかし、いざ現場でそれを実践に移すときは
その概念の抽象度を下げ、
日常各々の現場や人々を囲う様々な前提条件や制約の中での
試行錯誤を迫られます。

つまり、ナラティヴの概念を
作用機序(mechanism of action)まで多角的に理解し
自分のフィールドでにおける概念把握と検討・落とし込みが出来ていないと、
うわべや型にとらわれ、空中分解してしまい
実際には活かせないままで終わってしまいがちでもあり得ると思のです。
(他の研究会で、「うちの現場ではナラティヴは実践できません・・だって・・・」
 という趣旨のお声を、ちょくちょく伺う次第)

私自身もそうでしたが、初学者の折は
実践がうまくいかない場合、
「このシステム・メンバー下ではうまくいかないのだ」と
あきらめてしまいそうになりがちでしたが
じっくりと現場を見つめていくと、実はそうではなく、
そこにあるどんな小さな“ナラティヴ”からでも、
可視化できれば動かしはじめることが出来るものだと気づいたのです。

私なりに理解したのは
「ナラティヴ」は、
抽象度の高い概念だからこそ
現場のシステムをしっかりと見抜き、
状況に相応しい活用方法を見出せるよう
“常に私心無く見つめ続け、
 創意工夫して柔軟に考え続け
 できるところから具体的に行動し続ける主体性”が
問われるのだということでした。

だから、いつまで経っても
「よし!これで、分かりきったぞ!これが完成形だ!完了だ!」
というスッキリ感が無い様にも思いますが、

最近の言葉で言えば「地頭(じあたま)」ともいえるかもしれない
各々のたゆまぬ創意工夫の才と、
分かりにくく、分かられにくいことを承知の上で、
現場でやりとりする者同士の内にだけ
ライブで息づくほんのりとした温かさや
じわじわくるこの満足感を、
静かにこっそり極め続ける地道さこそ、
ナラティヴの概念に出会い活かそうとする研究ー実践者の
腕の見せ所でありオリジナリティを発揮するポイントかもしれないな。。。
とぼんやり思う今日この頃です。

以上、長くなりましたが、
様々な分野で、様々な落とし込みを試行錯誤されている方にお目にかかれるのも
本イベント参加(主に夜の懇親会?!)の醍醐味かと勝手に期待する次第です。
わくわく。


以上、あくまでも、本文執筆者である私個人の経験と考え方であり
「オープンダイアローグ研究会」の全体の趣旨とは全く関係がありませんことを
改めて申し添え、レポートを閉じさせていただきます。

(本文:tomo)


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【2015/01/12 13:15】 | 未分類 |
【3/8(日):第3回ナラティヴ・コロキウム開催】@学芸大
【3/8(日):第3回ナラティヴ・コロキウム開催】@学芸大
こんにちは。
突然ですが、イベントのお知らせです。

【第3回 ナラティヴ・コロキウム】:::::::::::::::::::::::

◆日時 :2015年3月8日(日) 13:00~17:00(受付12:30から)

◆会場 :東京学芸大学

◆内容 :シンポジウム
      「ナラティヴ・アプローチの困難と喜び
          ──看護,心理,福祉,教育の領域から」

    企画・司会: 野口裕二先生(東京学芸大学)

    シンポジスト: 看護;紙野雪香先生(大阪府立大学)
             心理;児島達美先生(長崎純心大学)
             福祉;荒井浩道先生(駒澤大学)
             教育;小山聡子先生(日本女子大学)

◆会費 :2,500円(学生・院生 2,000円)

◆参加資格 : ナラティヴに関心のある方
         医療職,対人援助職,教育職,研究者,大学/大学院生など

◆主催 :ナラティヴ・コロキウム実行委員会(事務局:遠見書房内)

◆申し込み方法 : 
 参加ご希望の方は,「お名前」「ご所属」「懇親会に参加希望の有無」をお書きの上,
 Eメールで「ナラティヴ・コロキウム実行委員会事務局(遠見書房内:tomi@tomishobo.com)」
 までご連絡ください。


【第3回 ナラティヴ・コロキウム→(遠見書房さんのサイトへ)】

~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・

表題の【ナラティヴ・コロキウム】。

「コロキウム」とは、ラテン語の「 colloquium(対話・談話、会談)」に由来し
討論会や、対話式のシンポジウムを指すそうです。

オープンダイアローグの理解にも役立つ
「ナラティヴ」概念の研究ー実践者が、
幅広い職種、キャリア、年齢層で集うイベントです。


今年のコロキウムは、シンポジウムがメインで
企画と司会は「野口裕二先生(東京学芸大学)」がなさるとのこと。

野口先生といえば、
オープン・ダイアローグをはじめとした
エコロジカルでサステイナブルな心理療法の基礎理論を学ぶ上での名著とされる
『ナラティヴ・セラピー:社会構成主義の実践』の著者のお一人として有名です。

1992年,マクナミーとケネス・ガーゲンによる
“Therapy as Social Construction”を紹介したこのご著書は
1997年に刊行され9刷もされながら
2005年から10年にわたり絶版だったそうで
待望の声を受け、つい年末に遠見書房さんから復刊されたばかりだそうです。

これだけの時を経ても色褪せず
むしろ今なお多くの研究者が待ち望んだ「復刊」には、
真価を見抜く人々が増えてきたこと、
「時代・社会」全体からの要請の高まりを感じます。

どんなお話が伺えるのでしょうか。
どんな方がいらっしゃるのでしょうか。
当日を、今から心待ちにしています。


※今回のお知らせは、主催者である遠見書房さんの許可を頂いております。
(本文:tomo)
【2015/01/09 22:07】 | 【イベント紹介】オープンダイアローグ/ナラティヴセラピー |
精神看護7月号 特集「オープンダイアローグ」
精神看護7月号 特集「オープンダイアローグ」
みなさま

新年明けましておめでとうございます!
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

本年も、オープンダイアローグについて
多方面から学んでまいりたいと思います。
お付き合いのほど、よろしくお願いいたします。


さて、
「オープンダイアローグに興味があるけれど
 まずは何から手に取れば・・・?」
というお声を頂きました。

前々回の記事でUPさせていただきました
YouTubeの映像をご覧頂くのが
まずはご理解頂き易いかと思いますが、

「精神看護7月号」では、
「オープンダイアローグ」が特集として組まれています。

Open Dialogue

内容は、
2014年3月24日 に医学書院のナーシングカフェというイベントで行われた
・斉藤環先生(筑波大学・教授)の講演、
・石原孝二先生(東京大学大学院・准教授)の講演、
・その後、お二人に
 向谷地生良氏(浦河赤十字病院・ソーシャルワーカー)を加えての
参加者との質疑応答がメインです。

紙面は、当日の会場の熱気も伝わってくるような臨場感があり
オープンダイアローグの骨子や特徴が
表組みで一覧表になっているなど、
初学者にもたいへん分かりやすく編集してあります。
宜しければ、ご一読頂ければ幸いです。


以下、余談で個人的な感想になりますが、
オープンダイアローグが、
その理論的支柱として
・グレゴリー・ベイトソンの「ダブルバインド理論」

・ミハイル・バフチンの「ポリフォニー」

掲げているところに親近感を覚えました。

そのどちらも、大学院でナラティヴセラピーを教わる中で
扱っていた題材だったからです。

世界のどこに居ても、より良いあり方を探る道すがら
誰しも必要なアイディアに出会い、活かしていくものなのだなぁと
感銘を受けた次第です。


また、特集記事中、質疑応答部分では

ある質問者の方が
ご身内の方の治療経験に基づいて

「薬の量が、
 最初の病院で、ものすごくたくさんだったのが、
 別の病院では、10分の1になり、
 べてるの家では、更にぐっと減った・・・
 これからは薬なしでいける人も出るでしょうか?」

という質問を投げかけておられました。

ご身内の間近で、この経緯を見守られたご様子や、
この質問へ至るまでの複雑な胸中を拝察して、胸に迫るものがありました。

より人間の営みに近い自然な形で問題の解消を図れたら
どんなにか素晴らしいことだろうと思います。

色々と難局はございましょうが
オープンダイアローグのエッセンスを汲み入れた
アプローチが一刻も早く実現することを願う次第です。



(本文:tomo)
【2015/01/02 21:46】 | 【書籍紹介】オープンダイアローグ |
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