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OpenDialogueColloquium

Author:OpenDialogueColloquium
こんにちは。【オープンダイアローグ研究会OpenDialogueColloquium】です。2000年設立の「ナラティヴ研究会」が前身の研究会で、2014年12月より本名称に変更しました。隔月に一度のペースで周辺分野含めた自由な勉強会を開催しております。学びの輪を広げていこうと本ブログを開設しました。週1の更新を目指して楽しく緩やかに発信して参ります。ご一緒に学び合えましたら幸いです。拙文ではございますが、宜しくお付き合いのほどお願いいたします。十分に対応させていただく時間が無いため、コメント欄は動かしておりません。何卒ご容赦くださいませ。(運営担当:tomo)

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【活動報告】7/17(日)13:00【Mattoの町;上映会】 &18:30【対話会】
【活動報告】7/17(日)13:00【Mattoの町;上映会】 &18:30【対話会】
こんにちは!

オープンダイアローグ研究会 です。

今回は、活動報告です。

昨日、7/17(日)
13:00~【Mattoの町上映会】
18:30~【対話会】       ともに、つつがなく終えることができました。


◆上映会の様子

お陰様で、当日は、ほどよい夏日となり
「193名」もの方々にご来場頂けました。

事務局予想で100名お越し頂ければ御の字だと思っていたので、驚きました。

初めてこういった情報に触れる方も多かった様で、
当然ながら、見知らぬ方々も多くおられ、

個人的にお話しさせていただいた中では、
遠くは、東北や四国からも足をお運び頂いていた様でした。

上映会終了後、とても嬉しい事がありました。

見知らぬ若い女性が、帰り際に駆け寄ってきてくださり
直々に感想を伝えてくださいました。

「この分野に全く触れたことも無かったけれど、
 今回友人から誘われて、これも何かの縁と思い、来てみました♪

 色々知ってショックだったけれど、
 当たり前だった自分のこれまでの生活に感謝も湧いて、良かったです。

 長い人生の中で、誰だって深く悩む事もあるよね、って気が楽になりました。

 映画を観てから考え直したら、私の悩みは、恵まれているんだ、とも思いましたし。

 まずは、家族や周りの人から、大切にしたいなって思いました。」


難しい話は抜きにして、
それぞれなりに何かを観て、何かを感じ取って頂けたら
それこそが、主催者の醍醐味かと思います。

開催趣旨にも記しました通り
二元論的な対立や
不毛な討論を換気したい訳ではありませんでした。

日ごろ無関心でいらっしゃったことに
少しでも興味を持っていただけ、

それぞれなりに、
ちょっとでもご一緒に考えて頂ける・・・

そして、周りの方との関係性を見つめ直したり
こういった話題も話し合ってみたりしていただける。

その契機を創って頂けた193名の皆さまに
改めて感謝を申し上げます。


お声掛けくださった皆さま、
お友達やご家族とともに足をお運びくださった皆さま、
改めて、ありがとうございました!!

上映会
(※上映後のご挨拶よりワンカット)

また、最終的に16名の方々が有志の奉仕で会場案内にお力添え下さり
おおいに助けて頂けました。この場を借りて御礼申し上げます。



◆語る会の様子

その後18:30~の「映画を観た感想を語る会」には

定例研究会とはほとんど違うお顔触れで
「36名」の方々がご参加くださいました。
(進行に夢中になってしまい、記念写真を撮りそびれました)

一般の方はもちろん、
当事者の方、当事者のご家族の方、
社会復帰支援職の方、
医師、看護師、臨床心理士、鍼灸師、
研究者、教員、             といった視点をお持ちの方々が

映画を、それぞれの立場や経験に引き付けてご覧くださり、
思い思いに、感想をおはなしくださり、たいへん有意義なひと時でした。

ご発言をサイト上でシェアさせて頂いて良いか伺いそびれてしまったので
またの機会にと思います。

・・・

それにしても、今回の語る会の様に
普段はそれぞれの立場の皆さんが
こうして集まってくださり、ナマのお声をお聞かせいただけることは
毎回、とても深く学びになるなと感じます。

それについて少しお話しさせてください。


個人的に、
長年の参与観察を経てきて思う事ですが

医療システムは
お互いの存在意義や意味役割をあてがわれ、
お互いにそれに成り切り演じきることで
初めて機能する仕組みだったりするように思います。

同じシステムの中で
同じ役割を果たすことに躍起になってしまうと

視点も思考もその一点に没入し過ぎて

どうしても、「多角的な視点」や
「だって同じ人間なんだもの」という視点を忘れがちになり

いつの間にか相手にも自分にも
「こうして当然!こうあるべき!」という壮大な幻想を求めて
苦しくなってしまうこともあるかなと思います。


そんなときは、今回の「語る会」の様に

制服や鎧を脱いで
システムから、それぞれ一歩、外に踏み出し

全く異なる場で、
同じ水平目線で、
シンプルに「初めまして」同士、として接し、

語り合っていくプロセスを一度体験してみて頂けたら
きっと何かしら新しい発見があるんじゃないかなとも思います。


今回も、皆さん、勇気を出して
たったひとりで、知らない場にお越しくださり

丸腰で、ノーガード戦法で、

実直に向き合おうと
日々の本音をお話くださっている・・・

それを静かに拝聴していると

「ただ、分からないだけなんだ」
「だから、少しでも、分かり合いたいだけなんだ」

という言外の思いが胸に響き

お聴きする側の自分も自然と襟元が正されてきて

自分も、ちゃんと向き合わないと・・・
という敬虔な気持ちになりました。

皆さんのご発言
「大切なもの」として受けとめさせて頂いています。

ご参加くださったみなさま、生のお声をお聞かせくださったみなさま、
ありがとうございました。


次回、オープンダイアローグ研究会開催日は
9/9(金)18:00~@名市大看護学部】です。
どうぞ楽しみにいらしてくださいませ♪

(事務局tomo)



<以下、映画鑑賞後の個人的な感想>

まだ映画をご覧になっていないかたもいらっしゃると思うので
あまり詳しくは書けないのですが、
個人的には、問題提起が深過ぎて、ただただ唸ってしまいました。

芥川龍之介の「藪の中」にあるように、

医療・支援領域における諸問題が
言語内でも、言外でも、
演技ひとつ、シーンひとつ、の中で
実に多角的・多層的に同時並行で鮮やかに描き出されていて、

それぞれの当事者、家族、
患者間、仲間間、
看護師間、医師間、
医療同業者間、医療者自身の家族間・・・
地域社会共同体間、メディア間、マーケット間、
政府間、世界的な情勢・・・

存在目的や、利害関係が異なる階層において
それぞれの状況があり、思惑があり、入り乱れて交錯する中で、
単純な構図が極めて引きづらいように感じからです。

観る者への問題提起満載の中
ストーリーは、バザーリア法成立に向けて
涼しい顔でどんどん展開していく為、

観終る頃には、
夏休み最終日の朝に、手つかずの宿題を眼前に積み上げられ
呆然自失するような心持になりました。


病とは何か?
問題とは何か?
異常とは何か?

客観性とは?
正確さとは?
"診断/判断権"とは?

数年間の専門教育を受け技術を身に付けたという人間が、
育った環境も文化も何もかも違う;「患者」になった人間に対して、
その心身や人生の責任を負うだなんて発想は、そもそも可能だったのかな?

当時、妻・母として生きる女性達が共通して抱えていた苦悩。
家の中で、耐え忍び、自分を押し殺して生きるか。
面倒でも、家の外に出て
自身に課された責任を全うして、自由意思で生きるか。

「パパは、僕がおかしくないから、僕に興味が無いんだ!」
そうか、医療者だって人間だ。
真面目で仕事熱心な医療者が、仕事に専心するあまり
家庭崩壊など個人的な問題を抱える事もある。
そのとき、今度は、誰に助けてもらうのかな?

「フランコ、貴方はすっかり変わってしまいましたね!」
同じ志を抱き、一度は分かり合えたと思った同志、仲間でも
時として相手の立場に想像も及ばず、傷つけ合うこともある。

「君が必要なんだ。」「家に帰りたい。」
バザーリアだって、人間だ。
彼の心は、だれが守り、助け続けたんだろう・・

・・・
・・

中心に描かれたのは
バザーリア法の成立に至るまでの当時のイタリア精神医療の問題点と、
それを改善していくまでに至る医療者と患者の試行錯誤の経緯でしたが

個人的に、鑑賞後、最も心に残ったのは
その大きな流れの中で逞しく生き抜いていく主人公たちが

職分や立場の別なく、
誰もが、それぞれの立場で、それぞれの苦悩を抱えながら
それを容易には話せず余計に苦しみ
ともにそれぞれ、その時々の、精いっぱいで
相手を想い、関わり合い、懸命に生きている、
幾つもの人生が折り重なって存在している様子でした。

完璧な人など何処にもいなく、
だからこそ、お互いがちょっとずつでも・・
そう在れたら、と思いました。

今も、まだまだあれこれ、思索が巡ります。
私にとっては、たいへん実りの多い映画でした。

以上、個人の感想にお付き合いくださり有難うございました。

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【2016/07/18 16:46】 | 【活動報告】オープンダイアローグ研究会 |
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